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これまでに寄せられた質問と回答。
制作のヒントがここにあります。
ブラックアダーコードは、曲の終わりやキメで「なんだこの音?」という強烈な違和感とインパクトを出すための特殊なコードです。とりあえず実践するなら、「ベース音+その全音上のオーギュメントコード(5度を半音上げたコード)」と覚えるのがおすすめです。
例えばベースをド(C)にするときは、左手でC、右手でレ・ファ♯・ラ♯(Dオーギュメント)を弾きます。これは分数コード(ベースと上の和音が違うコード)で書くと Daug/C になります。実際に鳴らしてみると、全音音階(全てが全音で並ぶスケール)のような浮遊感がありつつ、普通のドミソにはない濁った緊張感がはっきり感じられるはずです。
使いどころとしては、曲のラストをわざと不安定に終わらせたいときや、ブレイクの一撃として鳴らしてインパクトを出したいときが分かりやすいです。まずは好きなキーで「ベース+全音上のオーギュメント」を試して、この独特の終わり方を楽しんでみてください。
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ドラムをひとつのグループにまとめて軽くコンプレッサー(音量の凸凹をならすエフェクト)をかけると、全体のまとまりが生まれます。個別の処理だけでは散って聞こえる要素がそろい、最終的な音圧も上げやすくなる方法です。
理由として、ドラムは複数の音が同時に鳴るため、全体をまとめて圧縮するとアタックや余韻の動きがそろいます。Cubaseのマキシマイザーは音圧はあまり稼げませんが、ゲインリダクションの動きを見ると、どれくらいコンプが効いているかを判断できます。
具体的には、Cubase付属の Vintage Comp(1176系のキャラクターを持つコンプ)がおすすめです。Inputを10時、Outputを2時を目安にし、Inputを上げてゲインリダクションを反応させ、Outputで音量を整えます。Ratioは2:1、Attackは5ms、ReleaseはAutoにすると扱いやすいです。ゲインリダクションは−3dB前後に収めると自然なまとまりになります。
この方法を基本にすると、ドラム全体が太く整理され、ミックスの後半が進めやすくなります。またお気軽にご質問ください。いつでもお待ちしております。
ダブリングを中心に組む方法が最もまとまりやすいです。厚みが出ることで音程の揺れが目立ちにくくなり、全体の印象も安定します。
ダブリングは主旋律の弱さを隠しながら厚みを作る効果があります。逆に、ハモリ無しの形は歌そのものの説得力が必要になり、不安定さが前に出やすいです。3度ハモリはオーソドックスで扱いやすく、ボーカルを支える役割としても有効です。
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最初の1年はトレンドを意識しつつ、自分の守備範囲の少し外側にある表現へゆるやかに挑戦していく進め方がおすすめです。無理のない制作ペースを積み重ねることで、2年後の副収益につながる基盤が整いやすくなります。
この考え方が有効なのは、よく聴かれている音の流れを取り入れることで再生されやすくなり、同時に自分の得意分野から一歩だけ外へ踏み出すことで、自然と作風に広がりが生まれるためです。模倣に寄りすぎず、成長を感じながら続けられる点が大切です。
具体的には、前半6か月は3か月に1曲を目安にして、制作から公開までの流れに少しずつ慣れていきます。後半は2か月に1曲へと広げ、1年目の終わりには5曲前後を並べるイメージです。2年目は月1曲を軸にしながら、余裕があれば月2曲へと進めると、曲数の積み上がりとサブスクの伸びを感じやすくなります。
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静かなBGMらしさを出すには、コードを大きく動かさず、ペダルトーンを活用すると良いと思います。ベース音を固定して、上のコードだけを少し変える方法を使うと、曲が前に進みすぎず、落ち着いた雰囲気を保てます。
これはポリコードという考え方で、例えばベースをEのままにして、EmやAmといった近い響きのコードを上に乗せます。大きな展開にはならず控えめな変化になります。
具体的には、Emのパッドを鳴らし続けながら、Am/EやEm7(G/E)のようなコードを短く挟むと、留まっているんだけど飽きない感じになります。
まずは、ベースをそのままにして、近い構成音を持つコードを選ぶところから試してみてください。
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サビをしっかり盛り上げたい時は、ギターの歪みを一段強くする方法が有効です。アンプ側でかなり歪ませている場合は、軽いOver Driveでは変化が出にくいため、ファズ系のエフェクトを足すと音の質感が大きく変わります。
これは、マーシャルのような元から歪みやすいアンプでは、弱い歪みを足しても音の変化がほとんど表に出てこないためです。すでに強い歪みがあるところに、個性の強いファズを重ねることで、サビならではの押し出しを作りやすくなります。Drive(歪み量)やTone(高域調整)のつまみで性格を整え、Volumeはアンプに入る音量を調整する役割と考えると扱いやすいです。
実践では、サビ直前にファズ系のペダルをオンにし、Driveは中程度、Toneは明るすぎない位置にします。Volumeは上げすぎるとアンプ側でさらに歪んでしまうため、原音と同じくらいの音量になるよう微調整します。DAW内でも同じで、歪みエフェクトをサビだけ自動で切り替えるとメリハリが出ます。
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D7とF#dim7を別々に考える必要はなく、どちらも同じスケールで処理するとまとまりやすいです。F#dim7はD7のテンションを強調した代理和音と捉えられるため、この考え方が自然です。
理由として、F#dim7はD7の♭9を含む形で構成されており、元のD7を引き延ばしたような役割を持ちます。スケールを分けると急に響きが変わりやすいので、1つに統一することで流れを保てます。
具体的には、Dオルタードスケール(Cメロディックマイナーを起点にした音階)を使うと、♭9や♯9、♭13といったテンションが自然に出せます。また、DハーモニックマイナーP5ビロウ(A♭ハーモニックマイナーをDから読む方法)も、よりクラシカルな雰囲気で使いやすい選択です。どちらもD7とF#dim7の両方に対応できます。教科書的にはF#ディミニッシュ・スケールもありますが、曲調によっては強く浮くため実戦ではあまり使いません。
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まずは淡々とした電子ドラムと、フィルターを絞ったシンセで土台を作ることがおすすめです。音の数を増やすより、質感をそろえる意識があると、エレクトロニカらしい雰囲気に近づきます。
エレクトロニカではアコースティックよりも無機質な音色が合うため、808系キックのような電子的な質感が使いやすいです。プリセットが近ければ、EQで不要な帯域を整え、コンプレッサー(音量の凸凹をならすエフェクト)でアタックを遅らせると、粘りのある雰囲気になります。シンセはスクエア波を深くフィルターで絞り、必要に応じてサイン波を重ねると柔らかさが加わります。
コードは白玉にせず、細かなリズムを入れると透明感が出ます。たとえばⅣ→Ⅴsus4→Ⅵm→Ⅴ/Ⅶ→Ⅰのような進行は浮遊感が強く、分数コードを混ぜるだけで雰囲気が変わります。仕上げにピンポンディレイ(左右に交互に響く効果)やコーラスで空気感を足すと、立体感が自然に生まれます。
作り方の流れとしては、短いリフを作り、コードに動きをつけ、淡々としたドラムを積み重ねるだけでも十分成立します。音数は少なくてかまいませんので、質感の統一を大切に進めてみてください。
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劇伴BGMを作りたい方であれば Output Bundle はとても相性が良いです。独特の音色が多く、1つ鳴らすだけで場面の空気が変わるタイプの音が揃っているため、素材としての力が強いです。
Outputの音源は一般的な楽器音源とは目的が少し異なり、雰囲気づくりに特化したサウンドが中心です。同じ方向性の音源がほとんどないので、曲に“唯一無二の質感”を加えたいときに特に役立ちます。劇伴BGMでは音色そのものが説得力を持つほど作業が速く進むため、この点で大きなメリットがあります。
クワイア音源について、最初の1本としては HOLLYWOOD CHOIRS が扱いやすいと思います。発売から時間は経っていますが、基本的なクワイアの厚みを出すには十分で、価格的にも始めやすい部類です。歌詞を入力して歌わせる WordBuilder は操作が軽快とは言えませんが、「雰囲気が出ればOK」という使い方なら問題なく機能します。
また、方向性は異なりますが RHODOPE 2 – ETHNIC BULGARIAN CHOIR のようなブルガリア系クワイアもあります。アニメやゲームの壮大なサウンドに向いており、使用している生徒さんの作品を聴かせていただいた印象では、短期間でも形にしやすそうです。
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ツータム前提の「大きくタムを回すフィル」を無理に再現するより、1タム1フロアだからこそ生きるコンパクトなフィルを作るのがおすすめです。
このセットは、UKロック系やテクニカル系ドラマーが好む構成で、ルーディメンツを生かしたスネア中心のフィルや、ハイハットを絡めた細かいフレーズが主役になります。ハードロック的な派手なタム回しはあまり使われないので、「通好み」の方向に発想を切り替えると組み立てやすくなります。
具体的には、スネアとタムを交互に叩くフィルにキックを足したり、最後の1拍だけタムに落とし、それまでをスネアとハイハットのコンビネーションで埋める、などを試してみてください。少ないタムでも「小技で見せる」フィルをいくつかストックしておくと、とても心強いです。
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SWAM Solo Brass Bundleは「ブラスソロをしっかり弾きたい人」にはとても良い選択ですが、「J-Pop的なセクションブラスが欲しい最初の1本」としては少し注意が必要かなと思います。
この音源は物理モデリング音源(楽器の仕組みを数式で再現する方式)なので、容量が軽く、表情豊かなソロ演奏が得意です。多くのブラス音源はサンプリング音源(生演奏を録音して並べた方式)で、数十GBインストールが必要になり、メモリも多く使いますが、その負担が少ないのは大きなメリットです。
一方で、SWAMはアタック(音の出だしの勢い)が穏やかで、J-Popでよくあるスタッカート(短く切る演奏)のセクションブラスの「バシッ」とした感じはあまり得意ではありません。ジャズや映画音楽のように、ソロでニュアンスをしっかり付けたい場合は向いていますが、まずは明るいポップス系のホーンセクションを作りたいなら、サンプリング音源のブラスライブラリを最初の1本にする、という考え方もおすすめです。
ブラスソロを自分の曲で積極的に使うイメージがはっきりあるなら「あり」、まずはJ-Pop的なセクションブラスがメインなら「次の候補」として考える、くらいで整理してみてください。
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エレピとエレピ風シンセの違いを理解するには、まず「音の作られ方」が異なる点に注目すると分かりやすいです。
本来のエレピ(エレクトリック・ピアノ)は、RhodesやWurlitzerといった実在する電気楽器で、ハンマーが金属部品を叩いて振動させ、その音をピックアップで拾います。仕組みはアコースティックピアノに近く、強く弾くと歪んだり、倍音が豊かになったりと、演奏に応じて音が生き生きと変化します。
一方、エレピ風シンセはその響きを電子的に再現したものです。オシレーター(波形を発生させる装置)やフィルター、エンベロープなどを使って似た音色を作りますが、揺れやノイズなどの細かいニュアンスはあえて簡略化されていることが多く、整った印象になります。
たとえば、バラードやR&Bのように「弾き手の表情を音に乗せたい」曲では本物のエレピ系音源が向いています。逆に、EDMやJ-Popのように「輪郭がはっきりした抜けのいい音」が求められる場面では、シンセ系のエレピ音色が馴染みやすいです。
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イントロの雰囲気を作るには、GM7とBm7の中で「2度でぶつかる音」を意識して配置するのがおすすめです。特に6thや9th(ルートから見て長6度や長9度の音)を重ねると、不安定さが自然に生まれます。
なぜ不安定になるかというと、9thはルートのすぐ上の音程(長2度)なので、和音の中で隣り合う音とぶつかりやすいからです。6thも和音の中に足すと性格が変わりやすく、曖昧で浮遊感のある響きになります。これが曲の持つ独特の“かなしばり感”とよく合います。
具体的には、GM7ではA(9th)やE(6th)を加えて、A–B–Dのように2度の重なりを作ります。Bm7はA/Bという形で扱うと、構成音の3度や5度を省いた形(omitというのは構成音を省略するという意味です)になり、Bm7にもB7sus4にも感じられる曖昧な響きが得られます。右手はA–C#–EやC#–D–Aのように、こちらも2度を含む重ね方が効果的です。
左手でG→Bとベースを動かしながら、右手でこれらの形を組み合わせるだけで、曲に近い雰囲気は十分再現できます。ペダルは軽く使って、音が濁りすぎない範囲で伸ばすと馴染みやすいです。
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シューゲイザー風のロックを作るときは、まずギターの質感と全体の響きを決めるところから始めると進めやすいです。リバーブ(残響)やディレイ(やまびこ効果)をしっかりかけたギターを土台にして、ボーカルやドラムはあえて乾いた音で録ると、にごらずにまとまります。
こうしたサウンドは、GやDのように開放弦がきれいに鳴るキーを使うと作りやすくなります。ダイアトニックコード(キーの中だけで作るコード)を中心に進めると軽やかさが出ます。ギターと相性の良いsus4やsus2の響きもよく使われます。
実際に組み立てるときは、一度Cメジャーで形にしてから、GやDへ移調するとギターの開放弦がより生きてきます。まずは小さなループで試しながら、音の距離感を調整してみてください。
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結論からお伝えすると、この2択であれば、私はEMT 140 Classic Plate Reverberatorをおすすめします。リバーブ(仮想的に部屋やホールの響きを足すエフェクト)は曲全体の雰囲気作りに直結するので、1つ「これ」という定番を持っておくと、とても使い回しが良いです。
私自身、UAD版のLA-3A(音量の凸凹をなだらかにするコンプレッサー)は持っていますが、今はWavesのCLA-3Aの方をよく使っており、UAD版の出番は正直かなり少ないです。ですので、「絶対にこのLA-3Aでないと困る」という場面はあまり多くないと感じています。
一方で、EMT 140のようなプレートリバーブ(鉄板の響きを再現したタイプ)は、他社で「完全に同じキャラ」のものが少なく、UADならではの音質を楽しめます。単品価格も高めなので、「バンドルで取っておくと後から得をした」と感じやすいタイプのプラグインだと思います。
そのため、今回の最後の1枠は、コスパ面と「持っている意味の大きさ」という両方の観点から、EMT 140を選ぶ方向で考えていただくとよいかなと思います。
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オシャレに感じてもらえる理由はいくつかあると思いますが、私の手癖からひとつご紹介します。
ドミナント7th(曲を前に進める強いコード)を、その代わりにⅣ/Ⅴという形に置き換えると、ぐっと柔らかくておしゃれな響きになります。
理由は、ドミナント7thには「トライトーン(不協和を強く感じる音程)」が含まれているためです。これをⅣ/Ⅴに置き換えると不協和が消え、流れが滑らかになります。Key:CならG7をF/Gに変えるだけで、雰囲気が大きく変わります。
具体的には、F/Gのような分数コードを使うときは、ピアノボイシング(音の配置)が重要です。
右手はG2〜G3の間に和音をまとめます。例えばA2、C3、F3のように並べます。
左手はE1〜E2の間にベース音を置き、F/GならG1を弾きます。
左右の音域を整理することでにごりが減り、落ち着いた響きになります。
この置き換えは、終止感を弱めたいときやバラードの柔らかい流れを作りたいときに有効です。まずはG7をF/Gに変えるところから試してみると、響きの違いを実感しやすいと思います。
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この曲では、Key:EからKey:Gへの短三度転調を“ぬるり”と行っています。
サビ前で「B7→C」と進む部分がポイントで、「C」はKey:Eにとって♭VI、転調先GにとってⅣという二重の役割を持ちます。
Ⅴ→♭VIの進行は偽終止で解決感が弱く、強い転調感を与えません。さらにアレンジ上もブレイクを作らず、そのまま自然にサビへ入ることで、転調を“感じさせない”構造になっています。
サビ終盤でKey:Eに戻る際は「F→B7」と進行します。FはGから見れば♭VII(SDM的役割)、Eから見れば♭II(ナポリの和音)であり、両方の調に属する曖昧なコードです。この曖昧さと、B7という元のKeyのドミナントによって自然にEへ戻ります。
またメロディーでは「F#」を避け、どちらの調にも属せる音を選んでおり、理論・アレンジ・旋律の三層で巧みに転調を溶け込ませています。
短三度転調をサビ終わりに持ってくるというのがこの曲の特徴なので、その箇所のコード進行を参考にするのがポイントです。
まず、メロディー作りは「理論で攻める方法」と「感覚で攻める方法」を両方試してみるのがおすすめです。どちらか片方ではなく、少しずつ両方から育てていくと、あとで楽になります。
理論で攻める場合は、コードトーン(コードを構成している音)、テンション(コードに足して色付けする音)、アボイドノート(濁りやすく避けたい音)といった基礎を学ぶとよいです。特にコードトーンは、どの曲でも「メロディーに使いやすい安全な音」なので、まずここを中心に音を選ぶと、外しにくくなります。
感覚で攻める場合は、いきなり鼻歌ではなく、簡単な仮歌詞を決めて、それを口ずさむようにメロディーを考えてみてください。また、歌うことに抵抗がなければ、ジャンルや年代を問わず好きな曲をカラオケで歌えるようにしておくと、自分の中にメロディーの引き出しがたくさんたまっていきます。こうして体にしみ込んだメロディーが時間とともに混ざり合い、自分らしいフレーズとして出てくるようになりますので、焦らず少しずつ続けてみてください。
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まず、音を出したい機器から正しく音が出るように、経路を順番に確認するのがおすすめです。オーディオインターフェースを使っている場合はそこから、使っていない場合はパソコン本体から音が出るので、それぞれのボリュームやヘッドホンの差し込みを確認してください。
そのうえで、Cubase側の設定を見ていきます。メニューの「スタジオ設定」を開き、「オーディオシステム」で使いたいASIOドライバー(オーディオインターフェース用のドライバー)が選ばれているかを確認します。次に「スタジオ」→「オーディオコネクション」を開き、「出力」タブでStereo Outが、実際に音を出したい機器の出力端子に接続されているかをチェックしてください。
最後に、再生したいトラックのアウトプットがStereo Outになっているか、再生時にトラックやマスターのメーターが動いているかも見てみると原因を絞りやすくなります。
またお気軽にご質問ください。いつでもお待ちしております。
まず、マスターアウトにマキシマイザー(音を歪ませない範囲で大きくするエフェクト)を挿して、マスターフェーダーを0dBにそろえるのがおすすめです。これで書き出し全体の音量をしっかり確保できます。
書き出しが小さくなる原因の多くは、曲の最後にあたるマスター部分で音量を上げきれていないことです。個々のトラックを上げるより、最後の出口でまとめて調整した方がシンプルに管理できます。
Cubaseのミックスコンソールを開き、Stereo Outのインサートにマキシマイザーを挿します。マスターフェーダーは0dBにしたうえで、マキシマイザーのOutput Ceilingを配信用なら-1.0dB、CDやライブ音源用なら-0.2〜-0.3dBに設定します。あとはスレッショルドを少しずつ下げて、メーターが0dB手前まで来るくらいを目安に調整してみてください。
またお気軽にご質問ください。いつでもお待ちしております。